「道の駅よしおか温泉」さんをスタートして新坂東橋を渡り、田口町交差点で国道17号を横切り旧富士見村に入って、県道四ツ塚原之郷前橋線を走って「横室の大カヤ」を右手に見ながら進んでいくと、こんな感じの丘のような九十九山が見えてきます。そんな山の麓にある・・・
イートインスペースのある無添加ドイツパン屋「独標」さんです。市内在中の方からこちらのお店が美味しいと教えていただきました。お店は前橋市内を見下ろす眺めの良いところにあります。北には赤城山、西には榛名山を望めます。周囲には他に何も無い場所ですが、次から次へと車がやってきます。尚、駐車場の前の狭い通路は奥の家の車が出入りするため、車はもちろん、自転車も絶対に置かないようにしましょう。
お店は芝生に囲まれた中にあります。お店の名前からすると、もっと山の上で山小屋風だと思っていたのですが、見晴らしの良い高原の中の一軒屋という感じです。独立標高点を示す「独標」とドイツの「独」を掛けたようです。
店内はお客さんでいっぱい、ちょっと外で待ちます。人気があるようです。待っている間、家族連れの若奥様とちょっとお話したのですが、やはり前橋の方は皆さんパンにお詳しくてこだわりを持ってらっしゃいます。埼玉では考えられないくらいパンへの意識が高いのです。自転車はお店のMTBが置いてある隣に置きました。
パン売場の奥には立派なイートインスペースがあり、靴を脱いで上がります。購入したパンをその場でいただけるのはもちろん、スープやコーヒーなどドリンク類も豊富にお手軽価格で楽しめます。店主さんはクローネンベルクさんのご出身とのことでベーコンは自家製。パンはドイツパンはもちろん、食パンやサンド類、菓子パン、調理パンなどが並びます。ドイツパンはどちらかと言いますと食べやすいタイプのもの中心のベッカライ(ドイツ語でパン屋さんの意味)です。
「きなこあんバター」「自家製ベーコンのシュタンゲン」「ミートパイ」を、みどさん、ぱんだ、私の3人でシェアして食べました。どれも美味しかったですが、やはり目玉は自家製の厚切りベーコンを挟んだ「自家製ベーコンのシュタンゲン」。このベーコンが肉の旨味が自然な上、食べ応えがあって美味しい。しょっぱ過ぎないんです。シュタンゲンとの相性も抜群、お値段もお手頃。次回もこれは外せない。
アイスミントティーと具沢山のトマトスープ。スープは日替わりのようです。パンによく合う、野菜たっぷりトマトたっぷりのスープです。野菜不足解消です。
お土産にカイザーセンメルと塩パン(ザルツシュタンゲンかな?)を買いました。ここは利根川自転車道からも近く、魅力的なパンとイートインスペースもありますので、おススメのベッカライです。
10;00〜19:30(売り切れ終了)、月曜定休。住所は富士見町原之郷275-2です。